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歯科医院にて定期チェックをお勧めする3つの理由!!
新百合ヶ丘南歯科、院長の高山です。
一般的に歯科医院はどのような時に行くところでしょうか?

歯をきれいにしたい時?
歯が痛くなった時?
詰め物、被せ物が取れた時?
病気にならないように予防メンテナンスを受ける時?
先日、私が街を歩いていると、歯科医院の看板の前で話をしている、小学校に上がる前くらいのお子さんとお母さんの会話が耳に入ってきました。
「ここは歯医者さん。歯が痛い時に来る場所だよ」絵本を読み聞かせする時のような優しい声でお子さんに説明されておりました。
非常に的確な説明だと思いました。なぜなら歯が痛い時に間違えて眼科に行ってしまうと困りますので。。
余談ですが、当院のお向かいは整形外科なのですが、間違われて整形外科の患者さんが当院に入ってこられることがよくあります。
話の続きですが、
歯科の2大疾患、虫歯と歯周病は病気の成り立ちや予防方法がほぼ判明して確立しております。
ですから、ぜひ歯が痛くなる前に予防を前提に歯科医院に通っていただくことをお勧めします。
それを前提に、
かかりつけ歯科医院にて定期的なチェックをお勧めする3つの理由は以下の通りです。
①お口の健康状態をご自身で客観的に知ることで、健康維持のモチベーションにつながる。
②すでにご自身が気付かないうちに、どこかが悪化している可能性がある。
③定期的に通院しているかかりつけ歯科医院があることで、不測の事態(歯の痛み、その他不具合)が起きた際に、迅速、的確に対応してもらえる可能性が高い。
それぞれを解説していきます。

①お口の健康状態をご自身で客観的に知ることで、健康維持のモチベーションにつながる。
お口の健康維持はご自身で現状を知ることから始まります。
また、お口の健康から全身の健康にもつながることが様々な研究結果から分かっております。
ご自身のお口に興味を持つことで、日常のセルフケアも前向きで楽しくなるのではないでしょうか。
②すでにご自身が気付かないうちに、どこかが悪化している可能性がある。
歯科疾患は慢性的に進行することが多く、ほとんどの場合、自覚症状が無いまま病気が進行していきます。
虫歯の場合は、歯がしみる、痛みを感じる時にはすでに歯髄(歯の中の神経と血管組織)まで細菌感染による侵襲が起きている可能性があり、状況により抜髄(歯髄を取り除くこと)が必要になることもあります。
特に気をつけたいのは歯周病です。歯周病はかなり重度に病状が進行していても痛みを感じにくく、歯が揺れ始めたり、歯茎からの出血、排膿(膿が歯茎から出ること)に気づき慌てて歯科医院に駆け込んだところ、いきなり抜歯を宣告されてしまうこともあります。
病気にならないことがベストですが、定期チェックにより早期に病気の兆候・初期症状を発見することができ、その後の対応が落ち着いてできます。
③定期的に通院しているかかりつけ歯科医院があることで、不測の事態(歯の痛み、その他不具合)が起きた際に、迅速、的確に対応してもらえる可能性が高い。
歯の痛みや不具合が、ある日突然起きた場合どうなるでしょうか?
もし、かかりつけ歯科医院が無く、その場で急遽歯科医院を探すことになると、希望の時間帯等、都合よく受け付けてもらえず、長時間待たされてしまうこともあります。またその際の診察も他の患者さんを診療しながら並行して行われることが多く、納得できる十分な説明や処置を受けられるでしょうか?
もし不測の事態が起きた際、定期的にチェックを受けているかかりつけ歯科医院があれば、お互いに状況が分かっており、責任を持った丁寧な診察を受けられる可能性が高いと考えられます。
以上の点から、定期的に歯科医院受診をすることを強くお勧めします。
初期の虫歯であれば歯を削らずに予防や治療を行います。