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マイクロスコープを用いた虫歯治療で健康を取り戻す!?

新百合ヶ丘南歯科では、歯科医師、歯科衛生士ともにマイクロスコープ(歯科治療用顕微鏡)をほぼ全ての処置において活用し、より精度が高く、機能的、審美的で長期に渡り安定した治療結果を提供できるように心がけています。
先ず、顕微鏡についてなのですが、一般的に光学顕微鏡は「生物顕微鏡」、「実体顕微鏡」に大きく分類できます。
「生物顕微鏡」は多くの方が学校の理科の授業で使った記憶があると思いますが、数10倍〜2000倍程度の拡大率で光を透かして生物の切片や細胞組織を観察する顕微鏡のことです。歯科医院によっては口腔内細菌の観察等で用いられております。
医療現場で一般的にマイクロスコープといわれているのは「実体顕微鏡」のことで、数倍〜約20倍の拡大率の下、肉眼で見ている感覚と同じように両目で立体的に対象物を捉え、医療処置を行うことができる装置です。
歯科医療において術者が使用する感覚の中でも、特に視覚が大きな割合を占めるのですが、マイクロスコープを用いることで視覚を向上し、肉眼に比べより正確な情報を元に診査診断から処置に至るまでクオリティーの高い結果につながるわけです。歯茎の手術においては肉眼に比べ高い成功率がデータで示されている文献も出てきております。
今回は当院において日常的に行われているマイクロスコープを用いた虫歯治療の症例をご紹介致します。

レントゲン上では詰め物の下に黒い隙間があり、二次う蝕(むし歯)が疑われる
