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歯科衛生向け 初めての顕微鏡 ハンズオンコース

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歯科衛生向け 初めての顕微鏡 ハンズオンコース
歯科衛生士の杉山です。
3月4日(日)に「デンタルアーツアカデミー」主催の、「歯科衛生向け 初めての顕微鏡 ハンズオンコース」が行われました。
こじょう歯科の小城敬先生、市川歯科医院の佐藤由美さんと共に、私も講師を務めおります

この日の受講生は顕微鏡(マイクロスコープ)を初めて使う、もしくはまだ使い始めたばかりの歯科衛生士さんたちです。
1日かけて、顕微鏡の基礎から使い方の講義、実習などを行いました。

まず私からは「顕微鏡歯科衛生士のススメ」というタイトルで、歯科衛生士が顕微鏡を使うことのメリットをお話ししました。
顕微鏡を使うと、大きく明るく拡大して見ることができるのでより安全で正確に検査や歯石を取ることができます。また、私たち歯科衛生士が見ている視野をそのまま撮影することができ、その画像を使って患者さんにお口の中の状況や処置の内容をわかりやすく説明することができます。
そして、顕微鏡を使用した処置の様子を撮影した動画を自分で後から見返して考察したり、歯科医師や歯科衛生士同士で共有してアドバイスを受けたりすることにも活用でき、歯科衛生士の技術向上にも繋がります。

その後顕微鏡の使い方の講義や実際に模型を見る実習などが行われ、最後に私から「マイクロスコープを用いた歯面・根面デブライドメント」というタイトルで講義と実習を行いました。
「デブライドメント」とは、歯に付着したプラーク(磨き残し)や歯石などを歯や歯肉を傷つけることなく除去することです。
顕微鏡を使用することで、より精密に、傷つけず、取り残しのないようにデブライドメントを行うことができます。
そのために必要な知識についての講義と、デモ、模型を使った実習を行いました。

当日の朝は「今日初めて顕微鏡に触った、難しそう」という衛生士さんもいらっしゃいましたが、コースが終わる頃には皆さんが顕微鏡を使って口の中を見ることができるようになり、「とても楽しかった、明日から使いたい!」と感想をいただくことができました。

今回このような機会を与えてくださったデンタルアーツアカデミーの皆様に感謝しております。

私自身、顕微鏡を毎日使うようになって6年目になりましたが、歯科衛生士にとって顕微鏡はなくてはならない存在だと考えています。
今後顕微鏡歯科衛生士の仲間が増えて、顕微鏡を使った歯科治療やメインテナンスを受けられる患者さんが増えていって欲しいと思っておりますので、これからもこのような機会を通して顕微鏡を使うメリットを発信していきたいです。
歯科衛生向け 初めての顕微鏡 ハンズオンコース マイクロスコープのデモンストレーション 歯科衛生向け 初めての顕微鏡 ハンズオンコース 講師、スタッフの方との集合写真

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